1位を取るための努力

研修中は、OJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブトレーニング・・・先輩とセットにされ、先輩にくっついて仕事を覚える)で実業務に若干触れながらも、卒業試験のためのプレゼン資料をセコセコつくり、先輩らを目の前にプレゼンを実際に行いながら、作っては見せて修正、作っては見せて修正を繰り返していく日々でした。

ここで、僕はとても良い先輩にめぐり合い、厳しくも優しく「プレゼンとは」「営業マンとは」「ビジネスマナーとは」といったような内容を叩き込まれていきます。なんと言っても、卒業試験は実際のプレゼンテーションを模して行われるわけなので、会議室への入室から自己紹介、名刺交換、時間を頂いたことへのお礼を述べた上で、今回は○分間でこんなこと説明します~ってなことをきっちり毎回話さないと、メインのプレゼン練習まで辿り着かないのです。そりゃあ、上達しますよね。

卒業試験の最終目的は、売買契約書を持参して、社長(実際の社長。試験官のラスボスとして登場)に契約のハンコをもらうこと。そこに至るまでに、先方の担当者、経理担当者、システム部のボス、専務、社長に同じ内容のプレゼンをかましていきます。

担当者ごとに「提案内容の“見たいポイント”が違う」ので、それを意識した説明が求められます。例えば、先方の担当者の立場では、提案を受け入れることによって自分たちの仕事がいかに楽になるか、経理担当者からの立場では、導入コストがどの程度で、保守サービスがどの程度かかるのかなどのコスト面。経営者(専務、社長)の立場では、それを導入したらどんな効果があって、売上がどの程度上がって、コストがどの程度下げられるのかという、提案の核となる部分を気にします。

立場の違いを理解したうえで、説明内容や資料の順番をいちいち変えて、練習練習練習の毎日。さすがに嫌気が差すほどでしたが、先輩たちが根気強く指導してくれるので、それに応えずにはいられなかったんですね。1位をとりたいという目標は変わっていませんでしたし。資料も、本試験の三日前までにはほぼ完成していて、とにかくしゃべる練習を繰り返していました。過去の売買契約書を手当たり次第に見まくって、書式がどうなっているか、自分の作ったものと比較して、リアリティがあるか、現実性との乖離が無いかをめちゃくちゃに確認することも、並行で行っていました。



先輩たちの後押しに+1 !


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